以前、こんなご相談を受けたことがあります。

「給料を増やしたり、年休の取得をさせてりしているのに、辞めていく人が減らない。どうしたらいいか?」

このお悩みを解決するヒントになるデータがあります。
少し前のものになりますが、厚生労働省の「平成30年雇用動向調査」では、離職した理由の割合を見ることができます。

この調査では、「その他の理由(出向等を含む)」「定年・契約期間の満了」を除くと、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」「給料等収入が少なかった」についで、「職場の人間関係が好ましくなかった」があげられています。

それほど、職場の人間関係は労働者にとって重要な働き続けるための要因となっています。

令和4年4月1日から、中小企業にもパワハラ防止措置が義務化されました。

「ハラスメントを防止する」ということも大切ですが、「適切でない接し方をしていないか」ということも重要です。

適切で良好な人間関係をつくるためにも、職場でのコミュニケーションの方法など見直してみてはいかがでしょうか。